アームロックパターが流行っているけど実際どうなの？
プロ選手がよく使っているけど禁止じゃないの？
アームロックパターという言葉を目にする機会が増え、気になり始めたあなたへ！
今回はアームロックパターについて、特徴や向いている人を解説していきます。
おすすめも5本紹介している上に、「金額が高くて手が出ない……」という方に向けて中古価格も掲載。
最後まで読めば、気になっていた状態から100%理解でき、自分が入手するべきか判断できること間違いなしです。
ぜひご覧ください。
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1.アームロックパターの特徴3点
初めに、アームロックパターの特徴から理解しましょう。
3点の内容を知らずしてアームロックパターは語れません。
以下で1つずつ確認していきましょう。
1-1.前腕とグリップを固定する
アームロックパターは前腕にグリップを沿わせて打ちます。
その為、クラブ自体も腕と沿った時にボールとヘッドがちょうどいい所に来るよう設計されています。
結果、腕と一体化して通常のクラブよりもパターを決めやすい特徴があります。
理由と具体的なアームロックパターによるメリットは、後述しているのでご覧ください。
1-2.中尺から長尺である
アームロックパターは、比較的中尺から長尺のものが多め。
理由は、前腕の手首から肘付近まで固定するためで、その分の長さが一般的なパターよりも追加されています。
もちろん、インチの変更が可能なものもありますが、画像のように38インチのみの場合もあるので購入の際は要チェック。
自分の身長だけでなく、腕のリーチに合った尺のクラブを選びましょう。
1-3.ロフト角が大きく重量は重め
(打者目線)画像2
アームロックパターはロフト角が大きく、重量は重いです。
ロフト角が大きい理由は、ヘッドは地面と平行なままで、グリップを前腕に固定する分クラブは前に傾くからです。
重量が重い理由は、アームロックパターの多くが画像2のようにボリュームあるヘッドの設計をしていることが挙げられます。
先端を重くすることで、振り子のように重力を使ってパターが打てるので、安定した打球を飛ばしやすくなります。
自分に合うロフト角もあると思うので、ぜひ一度店舗で試して見てください。
2.アームロックパターのメリット3点
アームロックパターにすることにより、どんなメリットがあるのかを3点紹介します。
ブライソン・デシャンポーやアダム・スコットなど、プロ選手がこぞって使用するアームロックパター。
メリットをしっかり理解して使いこなせば、あなたもプロ顔負けのパッティングができるかも！？
ぜひ以下からご覧ください。
2-1.手首を使わず安定するから方向のズレが減る
メリットの1つ目は、手首を使わないから方向のズレが減ることです。
アームロックの名の通り手首から腕にかけてクラブを固定するので、腕自体を前後に動かす動作と同じ感覚になります。
実際に行ってみると、手首が動かないことが実感できると思います。
結果的に、打つ瞬間にどうしても繊細な動きをしてしまいがちなパターでも、必要のない動きを抑え、ミスショットを減らすことが可能。
めちゃくちゃ安定する！
この前のレッスンでパターについてアームロックを推奨されて練習してるんだけど、めちゃくちゃ安定してる気がする。（Twitterより抜粋）
2-2.腕と一体化しているから力加減しやすくショートしない
アームロックパターは、腕と一体化する分力加減がしやすく、ショートしにくいです。
手先ではなく振り子のように体でボールを捉えられることが、力加減しやすい理由。
アームロック式に変えてからの効果を肌で感じた声も多くあります。
ショートに悩んでいる方、もしくは逆に力んで強く打ってしまう方に、ぜひ一度体感して頂きたいです。
距離感が合ってきた
中尺パター・アームロック式のパタースタイルに変更。距離感がバッチリ合ってきた。（Twitterより抜粋）
2-3.パターのイップス克服にも効果あり
アームロックパターで成功体験を積めば、パターの苦手意識も軽減されイップスも改善される可能性があります。
（イップス＝緊張や不安などによって、それまでスムーズにできていた動作が思い通りにできなくなる運動障害。小学館 デジタル大辞泉より）
パター時の独特な緊張感に耐えられず、イップスに悩んでいる方も多いはず。
アームロックパターはそんなあなたの強い味方です。
仮に試合で使えずとも、練習で何度も使えば体にいい感覚を覚えさせることができます。
打つ手がなくて困っているあなたに、この情報が届けば幸いです。
3.アームロックパターの打ち方
以下ではアームロックパターの打ち方を3ステップでご紹介。
記事だけではイメージしづらい方はYouTubeでもぜひご覧ください。
3-1.前腕にグリップを沿わせる
まずは前腕にグリップを沿わせましょう。
肘は曲げても伸ばしても構いませんが、伸ばすと肩だけの感覚で打つことになるので難易度は少し上がります。
3-2.肩（もしくは首）の後ろを支点にするイメージ
構えたら、肩か首（自分の打ちやすいイメージで）を支点に振り子のような形をイメージします。
地面をしっかり踏み、どっしり構えましょう。
3-3. 1と2を踏まえて体全体で孤を描くようにボールを捉える
構えたら体全体で孤を描くようにボールを捉えましょう。
肩回転で、頭や体はぶらさずに狙いすまします。
振る途中で前腕からグリップが離れると、固定した意味がなくなります。
最後までしっかり固定して、的確に打てれば今まで味わったことのない感覚でパターが可能になるでしょう。
4.おすすめアームロックパター5選【新品価格・中古価格それぞれ紹介】
おすすめのアームロックパターを5つ紹介します。
「高価でなかなか手が出ない」という方に向けて、中古価格も掲載しています。
「この値段なら買える！」というパターが見つかれば幸いです。
4-1.SIK Proアームロック クランクネック デシャンポーモデル
1つ目はデシャンポー選手モデルのSIK Proアームロック クランクネック。
有名選手モデルだけあって多くのユーザーに愛用されています。
口コミも、「慣れれば通常のパターと比べて断然打ちやすい」と好評。
値段が高価なのが最大のネックですが、デシャンポーでないモデルでは60,000円〜70,000円のものもあります。
ヘッドの形状がシンプルなものになっているので、アームロック特有の大きなヘッドに抵抗がある方にもおすすめ。
4-2.ベティナルディ 2022年モデルINOVAIシリーズ INOVAI8.0
2つ目はベティナルディ2022年モデルのINOVAI8.0。
スクエアタイプのヘッドの安定性は抜群です。
INOVAIシリーズで初のアームロックモデルになります。
パターのスイングにより安定性を追い求める人におすすめ。
4-3.コブラ KING 3Dプリント グランドスポーツ35 アームロック
| 新品価格（楽天市場・Amazon） | 38,610円 |
| 中古価格（GDOゴルフショップ） | 27,980円 |
3点目はコブラ KING 3Dプリント グランドスポーツ35 アームロック。
価格も他のアームロックパターに比べ低いです。
アルミニウム素材が使われ、重すぎず適度な重量で扱えます。
女性でアームロックパターを使いたい！という方におすすめです。
4-4.PINGハーウッドアームロック
4点目はPINGハーウッドアームロックになります。
かなり科学的に設計されたクラブになり、2重構造であるためショートパット・ロングパットどちらにも強いクラブです。
総合的に万能なクラブを求めている方におすすめ。
4-5.オデッセイ2-BALLTENアームロックパター
5点目はオデッセイ2-BALLTENアームロックパターです。
高めの打球音・しっかりとした打感を味わえます。
オデッセイ特有の順回転を与える効果を装備され、カップイン率も高まります。
多くのツアープロにも使われている実績もあり、どれを選べばいいか分からないという方にもおすすめです。
5.アームロックパターが向いている人
アームロックパターが向いている人の特徴3点を紹介していきます。
以下の特徴に当てはまっている方は、試してみる価値は十分あります。
当てはまっていない方も、知識としてぜひ理解して頂きたい内容なのでご覧ください。
5-1.パター時に手首を使いすぎてしまう人
画像のように、手首を使いすぎてしまって狙いが定まらない方にはアームロックパターをおすすめできます。
理由は、手首は360度動かせるため、良くも悪くも狙った方向からブレることが多いからです。
一方アームロック式の場合は、腕とグリップの一体化により手首を使うことは基本的にできません。
記事内でメリットとして紹介しているので合わせてご覧ください。
パターで手をこねてしまう人はおすすめ！
パターで手をこねる人、そこそこいると思いますがアームロックおすすめです！
僕は変えてからかなり安定しました。（Twitterより）
5-2.パターの力加減の調節に困っている人
パター時、力加減の調節に困っている方はぜひアームロックパターをお試しください。
詳細の理由は記事内で解説しています。
転がりが良くて最後に伸びる！
後輩君の使ってるアームロックパター、転がり良くて最後伸びます。（Twitterより）
5-3.ゆったり体全体でボールを捉えたい人
緊張感のある繊細なパターで、どうしても手先で操作してしまうことに悩んでいませんか？
アームロックパターであれば、腕とグリップが固定されている分体を使ってパターすることになります。
どっしり地面を感じながら、先端に重量のあるアームロックパターを構えた時の安定感は他では味わえません。
後はゆったり肩回転で孤を描くようにボールを捉えるだけ。
きっと今までにはない安心感を感じられます。
安定感が高まっていると感じる！
明らかにストロークの安定感が高まって有効だと思うのは私だけでしょうか？（Twitterより）
6.【まとめ】アームロックパターは禁止じゃない！気になるあなたも使ってみよう
アームロックパターは現状禁止ではありません。
肘より上まで固定してしまうとグレーゾーンですが、肘より下であれば今のところ問題なし。
とはいえ、これからアームロックを使った選手がどんどん活躍してくると、禁止になる可能性もあるので今後の動向には注意が必要。
最大のネックは価格かと思いますが、ゴルフ仲間とシェアして割り勘したり自作して安く済ませたりする人も。
工夫次第でアームロックの効果を実感する方法はあるので、気になる方はぜひ一度試してみてください。
7.アームロックパターについてよくある質問5選
- アームロックパターの打ち方は？
- 前腕にグリップを沿わせ、首の後ろを起点に体を振り子のように扱います。
さらに分かりやすく記事内で解説しているのでご覧ください。
- 中古のアームロックパターでおすすめは？
- 予算にもよりますが、オデッセイ2-BALLTENアームロックパターが一押しです。
シンプルな設計なので初めて使う方でも安心。
他にも4つ紹介しているのでぜひチェックしてください。
- アームロックパターは禁止じゃないの？
- 結論、禁止ではありません。
肘より上まで固定してしまうとグレーゾーンですが、肘より下であれば今のところ問題なし。
ちなみに、禁止されているのは「アンカリング」。
アンカリングとは「固定する」の意味で、体にクラブを固定して打つ行為です。
例えば、胸にクラブを固定すると軸が安定して打ちやすくなります。
ほんの少しの差しかありませんが、知識として覚えておきましょう。
- アームロックパターのデメリットは？
- 基本的にデメリットは少ないです。強いていうならば、パターにそもそも苦手意識がない人や、手首を使った打ち方を得意とする方はルーティーンが崩れる可能性があるので、使う必要はないでしょう。
- アームロックパターはアマチュアでも使いこなせる？
- アマチュアの方でも十分使いこなせます。
YouTubeで多くの方が解説動画をあげていますし、パターがより簡単になるクラブなのでパターに苦手意識がある方にこそ、おすすめできます。