ゴルフラッグ(旧:株式会社ゴルフ部)

【観戦レポ】Cat Ladies 2025 Final Round

ゴルファーの朝は早い!
おはようございます。ゴルフ女子さやちゃんです。

今回はCat Ladies 2025 Final Roundの観戦に行ってきました。

それではいってみましょう!

Cat Ladiesとは?

JLPGAツアー第22戦、今年で 28回目を迎える CAT Ladies 2025。2025年8月22日(金)23日(土)24日(日)に大箱根カントリークラブにて開催されました。賞金総額は8,000万円、優勝者には優勝賞金1,400万円と、メルセデスポイント200ポイントが加算されます。

過去5年間の優勝者は下記の通りです。

2024年:川崎春花プロ(5勝目)
優勝スコア:-13
2023年:蛭田みな美プロ(初優勝)
優勝スコア:-13
2022年:岩井千怜プロ(2勝目)
優勝スコア:-13
2021年:小祝さくらプロ(6勝目)
優勝スコア:-7
2020年:新型コロナウィルス感染拡大防止の観点より開催中止

📍大箱根カントリークラブ

戦いの舞台は神奈川県足柄下郡箱根町の大箱根カントリークラブ。
6,652Yards、Par72で争われます。

急峻な箱根の山間にありながら、「大箱根カントリークラブ」は比較的フラットな立地に広がる18ホールのゴルフ場です。パー3のショートホールでも160~180ヤードとしっかり距離のあるコースです。

変化に富んだ18ホールは常時コンディションも良好。
例年、8月のトーナメント開催に向けてコンディションが整えられているので、一般的なゴルフ場と異なりグリーンの状態を含め、夏場にコンディションがピークを迎えるのも特徴であるコースです。

2nd Round終了時点で、
1:櫻井心那 -9
2:鈴木愛  -8
T3:木戸愛 -7
T3:藤田かれん -7
T3:入谷響 -7
その下も1打差、2打差と結構な人数がいる大混戦フラグ!!
最終日の本日も楽しみです。
では行ってみましょう!!

いざ箱根へ出発!

最終日も新幹線で小田原まで。今日は最終組に帯同の予定で、前日より少し遅めの出発でした。

小田原から会場までの道中、早くも道が混み始めた時間に入っていました。
それでも小田原出発から50分ほど、8時30分前には会場へ無事到着。

最終組は9時40分スタートなので、それまで第14組の吉田鈴プロ、小林光希プロ、髙久みなみプロの組を少し見にいきました。

吉田鈴プロと小林光希プロは、同組になることが多い印象です。この日の小林光希プロはスタートから調子が良さそうな感じで、11Hでもバーディーでした。

10H〜12Hまで見たところで、これ以上行くとコースのルート上戻って来られなくなってしまうので涙、最終組帯同に備えて戻ります。

最終日は前半と後半の間の休憩もなく、写真もほとんど撮れずでしたがご容赦ください。

9時44分最終組スタート

第11組(最終組)
櫻井心那 -9
鈴木愛 -8
木戸愛 -7

櫻井心那プロ、2004年生まれの21歳。
鈴木愛プロともに1日目からスタートダッシュを決め、2日目もスコアを伸ばし最終日最終組です。
櫻井心那プロは2023年7月、資生堂レディスで初優勝をあげ、そこから怒涛の4ヶ月連続優勝をした選手です。
当時19歳でした。
2024年は優勝がなく、この日は2年ぶりの優勝をかけた戦いとなります。

鈴木愛プロ、1994年生まれの31歳。
JLPGAトーナメントでの通算優勝回数はなんと20勝。
生涯獲得賞金は10億円を突破(凄すぎる)
2017年、2019年と2度の賞金女王です。

木戸愛プロ、1989年生まれの35歳。
2012年、サマンサタバサ ガールズコレクション・レディーストーナメント」でツアー初優勝を挙げ、13年ぶりの2勝目をかけて戦います。
この試合は生涯出場試合数:500試合の記念試合です。

最終組はまさにベテランVS若手の戦いになります。
この日は木戸愛プロの契約ウェア:St ANDREWSのサンバイザーとトップスを着て帯同応援!
13年ぶりの優勝の瞬間をぜひみたい!!
それでは行ってきます!!!

この日は7時44分スタートの第5組、吉本ひかるプロの組に帯同します。
ペアリングは永井花奈プロと浜崎未来プロ。全員-1からのスタートです。
それでは行ってきます!

1H Par5 470Yards

〈攻略ポイント〉スターティングホールはアップヒルのPar5です。ロングヒッターは2オンも可能だが、グリーン右のブッシュには注意が必要。

木戸愛プロ、ティーショットはフェアウェイ。
2打目はグリーン奥にオン。4ピン強くらいありそう。
イーグルパットやさしくうったがグリーンが速くて2m以上くだる。。

バーディパットも沈められずパー発進。

2H Par4 426Yards

〈攻略ポイント〉豪快な打ち下ろしのPar4。ピンポジションによっては非常に難易度が高くなるため、できるだけ1打目で距離を稼ぎ、2打目で確実にグリーンを捉えたい。左OBには注意を。

木戸愛プロ。ティーショットはフェアウェイ左。
2打目はバッチリピン右にグリーンオン!!
2ピンくらいありそうです。
下りフックのバーディーパットを近くまでよせてパー。

3H Par3 156Yards

〈攻略ポイント〉手前の池は気にせず思い切ったショットを。グリーン面が見えないため距離感が難しい。深いガードバンカーにも要注意。

木戸愛プロ、ティーショットナイスドローでグリーンオン!
ピン手前、ほぼたいらです。距離は2ピンくらいありそう。
バーディーパット、完璧なライン読みで本日初バーディー!スコア-8

櫻井心那プロがボギーで3人-8で並びました。

4H Par4 407Yards

〈攻略ポイント〉グリーン手前の3つのバンカーが、セカンドショットの距離感を惑わせる隠れた名ホール。グリーンオーバーは禁物。

木戸愛プロ、ティーショットはフェアウェイ左のたいらなところ。よし!!
2打目もナイスショットでグリーンオン!2ピン強ありそう。
連続バーディーチャンス!!!
バーディーパットは惜しくも入らずパー。スコア-8。

前のホール、ボギーとした櫻井心那プロがスーパーバーディーパットを沈めて再び-9に。

5H Par3 152Yards

〈攻略ポイント〉グリーン右サイドから奥の林に注意。

木戸愛プロ、ティーショットナイスオン!
さっきと同じ、2ピンくらいのバーディーパットになります。
バーディーパット上手く沈めてスコアは-9に!!

鈴木愛プロはティーショット大きく右に外し大ピンチも、なんとチップインパーセーブ!!
すごい、これが入るのか。。。

櫻井心那プロも連続バーディーを決め-10到達。

6H Par4 373Yards

〈攻略ポイント〉距離は短いが砲台の2段グリーンのため、セカンドショットの正確性が重要。ピンの位置によっては3パットもあるためタッチは慎重に。

木戸愛プロ、ティーショットはフェアウェイぎりぎりセーフ!
2打目は一番いいところ!ピン左、2ピン以内です。
バーディーパット惜しくも入らず。。。
でもしっかりオーバーに打ててる!このホールパー。

7H Par4 334Yards

〈攻略ポイント〉浅い右ドッグレッグ。リスクの高いショートカットを狙うよりも、確実にフェアウェイキープを。

木戸愛プロ、ティーショットはフェアウェイ左へ。
2打目、2ピンくらい奥につける。
バーディパットはオーバーに打てて危なげなくパー。

ここで2024年に3勝を挙げた桑木志帆プロが12Hまででtoday-6、トータル-9まできました!
最終組もしっかりバーディーとって離していきたいところ!

8H Par4 378Yards

〈攻略ポイント〉クリーク越えのパー4。ティーショットは確実にセンターを。右の林に行きやすいのでスタンスの向きには注意が必要。グリーン奥にこぼれやすいので、手前から高いボールで狙いたい。

木戸愛プロ、ティーショットはフェアウェイまんなかへ。
2打目も大丈夫そう。ピン手前にグリーンオン。
2ピンちょっとありそう。この距離今日多い!しっかり取りたい!!
バーディーパット沈められずパー。

9H Par5 527Yards

〈攻略ポイント〉ストレートなPar5だが、フェアウェイにアンジュレーションがあるため難易度は高い。グリーン奥には行かないように注意。

木戸愛プロ、ティーショットはフェアウェイまんなかへ。
2打目はがっつり飛ばしてグリーン手前の右ラフまできました!!
3打目アプローチでよせてまたまた2ピンくらいのバーディーパット!!
バーディパット入らずパー。

前半終了、ボギーフリーで後半へ突入します。


この時点で-9で4人が並んでいる状況。
まだまだわかりません!!
櫻井心那
入谷響
桑木志帆
木戸愛


10時45分、後半スタート。
気温は28℃まで上がってきました。

10H Par4 365Yards

〈攻略ポイント〉ティーインググラウンドからは見えないが、左右に池があるため、距離の出る方は注意が必要。

木戸愛プロ、ティーショットはフェアウェイまんなか、一番飛んでる!!
2打目2ピン奥にナイスオン!!
バーディパットはゆるやかなくだりのライン。
惜しくも手前で止まりこのホールパー。スコア-9。

ここで1つ前の組、ルーキーで既に1勝の入谷響プロが8H〜11Hまでなんと4連続バーディーで-11に!!
しかも12Hもバーディーチャンスにつけている!!!
1人とびぬけました!頑張って追いつきたい!!

11H Par4 424Yards

〈攻略ポイント〉広大な面積を持つミドルホール。ティーショットはやや左目から攻めたい。セカンドはやや打ち下ろしとなるため距離感に注意。グリーン周囲のガードバンカーと右の奥に注意。

木戸愛プロ、ティーショットは左ラフへ。
2打目打ちきらずバンカーへ。
3打目バンカーからは出たが、足が出てしまピンから遠かってしまう。
パーパット決めきれず今日初のボギー。スコア-8

12H Par3 182Yards

〈攻略ポイント〉距離のあるパー3。マン振りを避けて少し大きめのクラブでショットしてみては。左のガードバンカーには注意を

木戸愛プロ、ティーショットピン左奥にナイスオン!!
1つ前のボギー取り返したい!!!
バーディーパットは下りのスライスライン。
思ったよりきれてバーディーパット沈められずパー。スコア-8

13H Par4 415Yards

〈攻略ポイント〉ストレートなPAR4。気持ちよく振っていきましょう。
グリーン左サイドのバンカーに入れない事。

木戸愛プロ、ティーショットはフェアウェイ右へ。
2打目はラフに着弾、そこからはねてグリーンころころくだって奥のカラーまできました。
3ピン弱くらいのバーディーパット。
カラーからパターで打ちました。惜しい!!!惜しくも入らずパー。
スコア-8。

14H Par4 380Yards

〈攻略ポイント〉フェアウェイは左から右に傾斜しているため、ティーショットは左目を狙いたい。グリーン奥は禁物。小さなグリーンを狙うセカンドショットは腕の見せどころ。

木戸愛プロ、ティーショットはフェアウェイ左へ。
昨日このホールから見ました。同じところです。


鈴木愛プロの2打目がナイスオン!
1.5ピンくらいのバーディーチャンスです!!


そして木戸愛プロ2打目がこれもナイスオン!!
鈴木愛プロのさらに内側で1ピンない!!
スーパーバーディーチャンス!!!!!

入谷響プロなんと13H、14Hと2つ連続ボギーで-10に。
そして15HもティーショットがOBというまさかの展開に。。。
さらに藤田さいきプロも-9に。まだまだ大混戦です。

ここでバーディーパットを決めてトップに並びたい!!
木戸愛プロ、ほぼまっすぐのバーディーパットをしっかり沈めて
ナイスバーディー!!!スコア-9トップタイに浮上!!!


トップのスコア-9
木戸愛
櫻井心那
藤田さいき

もう昨日より暑くて暑くて2L持っていったお水も全てなくなってしまい、熱中症みたいになってましたがこのバーディーでアドレナリンが大爆発して一気に復活しました!!!笑
あと4H!まだ難しいホールも残っているので安心できません。


15H Par5 559Yards

〈攻略ポイント〉一番長いPar5。ティーショットは右のOBに注意。セカンドでグリーン手前の谷に打ち込まないように、距離のマネジメントをしっかりと。グリーンは微妙な傾斜があり難しいパットとなる。

木戸愛プロ、ティーショットはフェアウェイ左に。
2打目もフェアウェイ。ここは無理に狙わずレイアップを選択。
3打目勝負です!!!

櫻井心那プロはバシッと飛ばしてグリーン近くまできました。
木戸愛プロ3打目、ピンまで87Yards爪先上がり。
1ピンちょいのところにナイスオン!!

櫻井心那プロ、3打目のアプローチ、これを入れたらイーグルです。
ピンの右側を抜け、少し奥まで転がってしまいました。
微妙な距離のバーディーパットが残ります。

木戸愛プロ、大事なバーディーパット。
これを入れたら単独トップです。
少しだけフックするライン、入りそうなくらい上手く打ちましたが
惜しくもカップの左側を抜け40cm弱のパーパットが残ります。
パーパットはしっかり沈めました。スコア-9。

櫻井心那プロ、バーディーパット沈められずパー。スコア-9。

16H Par4 422Yards

〈攻略ポイント〉大涌谷を見渡す景色の良い打ち下ろし。豪快なティーショットをしたい。狙い目はフェアウェイ右サイドがおすすめ。ピンの位置によっては難易度が非常に高くなるホール。

昨日唯一ボギーを叩いてしまった16Hにきました。

木戸愛プロ、ティーショットは少し左に出て、今日も木に当たって深いラフへ。
2打目、アイアン持ちました。難しいラフからグリーンオンできました!!
距離が長いパーパットになりますがなんとかパーセーブしたい!!
上りのバーディーパット、打ちきれずショートしてしまう。
これも2m弱ほど距離が残ってしまい安心できないパーパット。
普通ならそこまで気を使う距離でもないのですが、この16Hのグリーンは恐ろしいのです。カップまでは上り、カップを過ぎるとどこまでも下っていってしまうような魔のグリーンです。
パーパット、ジャストに打ちましたがカップの左をくるりんと回って50〜60cmのところでなんとか止まり、このホールボギーとします。

櫻井心那プロもボギー、鈴木愛プロもダブルボギー。

さらにホールアウトした藤田さいきプロも最終ホールの2打目でなんとバンカーに入ってしまい、結果ボギーでホールアウトします。


トップのスコア-8
木戸愛
櫻井心那
藤田さいき
神谷そら
桑木志帆
永井花奈

なんと6人が-8で並びました。なんという大混戦でしょう。。。。


17H Par3 165Yards

〈攻略ポイント〉”蓮の花”と呼ばれる6つのバンカーに囲まれた難ホール。高めのショットで止まる球を打ちたい。グリーン奥は禁物。

木戸愛プロ、ティーショットは7iで少し右に出たか?!?!
一瞬ひやっとしましたがピン右手前にグリーンオン!
3ピン以上ある長いバーディーパット、しっかり打った!
入るかと思った!惜しい〜!!!
カップ右を抜け40cmほどオーバー。
パーパットは落ち着いて決めました。

櫻井心那プロもバーディーパット沈められず勝負は最終ホールへ。

18H Par5 517Yards

〈攻略ポイント〉9番ホールにまたがるクロスバンカーをクリアできればバーディーも狙えるパー5。フェアウェイにアンジュレーションがあるので余裕のあるスウィングを。

木戸愛プロ、ティーショットはフェアウェイ真ん中少し左へ。

櫻井心那プロも、ティーショットはフェアウェイ。
2人とも1日目も2日目もこのホールバーディーをとっています。

2nd地点まで歩く道中、木戸愛プロと櫻井心那プロはライバルですが少し笑顔でお話ししながら歩いてました。この時何を話していたのか気になります。

木戸愛プロ2打目、フォローの風で2打目もグリーンまで届く可能性があります。エッジまで残り225Yardsの打ち上げ。
3Wでしっかり打ちました!!!
グリーンオンはしませんでしたがグリーンの近くまできました。
まだ最後バーディー行ける!!!

櫻井心那プロ2打目、こちらも3Wで2ON狙いも、なんと行き着いた先はバンカー。。。

木戸愛プロ3打目、大事な大事なアプローチ。
櫻井心那プロにプレッシャーをかけることはできないくらいの微妙なバーディーパットを残す。

櫻井心那プロ3打目バンカーショット、鳥肌が立つようなもう少しで入りそうな完璧なバンカーショットでした。

木戸愛プロ、もう絶対入れないとだめなバーディーパット。
7月の資生堂JALレディスの最終ホールでもロングパットをねじ込んでプレーオフに持ち込みました。今日も入れたい!!

運命のバーディーパットはカップ左を通過するも入らずパー。スコア-8

櫻井心那プロバーディーパットを沈め、もしかしたら6人でプレーオフか?!と思うくらいの状況から1人-9に抜け出し、1年10ヶ月ぶりの5勝目を挙げました。

今日は木戸愛プロに勝ってほしかった。。大泣き
ゴルフの神様はまだまだ厳しいです。

9月は関東開催の試合が多く、3つの大会に観戦に行く予定です。
また書きます。