千葉県は、都心からのアクセスが抜群で、魅力的なゴルフ場が数多く点在しています。東京湾アクアラインや京葉道路、東関東自動車道など高速道路網が整っているため、早朝に出発すれば都心から1時間〜1時間半ほどで到着できるコースが多いですし、日帰りはもちろん1泊2日でのゴルフ旅行にもぴったりのエリアです。
さらに千葉県は、ゴルフ場数が全国で2位というゴルフ天国。同じ千葉県内でも、訪れる地域によってまったく異なる景色やプレースタイルを味わえるのも魅力です。
また、千葉のゴルフ場はコースのメンテナンスレベルが高いところが多く、グリーンの整備やフェアウェイの状態が良好。さらに、食事のクオリティも侮れません。海沿いのゴルフ場では新鮮な海鮮や地元食材を使ったランチがあり、プレー後の楽しみのひとつです。
今回は、そんな千葉県の中から、私が実際にラウンドして「何度でも行きたい!」と心から思ったお気に入りのゴルフ場を3つご紹介します。景色、アクセスの良さ、コースの特徴、そして食事や施設面も含め、女子ゴルファー目線でのリアルな感想をお届けします。
これから千葉でのラウンドを計画している方はもちろん、まだ行ったことがない方も、ぜひ参考にしてみてください!
千葉ゴルフの魅力・選び方
千葉県でゴルフをする最⼤の魅⼒は、やはりアクセスの良さです。
東京や神奈川から⾞で1〜1.5時間圏内に数多くのコースがあり、⽇帰りでも気軽にラウンドできます。東京湾アクアラインを使えば神奈川⽅⾯からもスムーズにアクセスでき、京葉道路や東関東⾃動⾞道を利⽤すれば、都⼼から内房・外房・房総半島の各エリアまで短時間で移動可能です。
電⾞利⽤でも、総武線や内房線沿いに位置するゴルフ場なら、最寄り駅からクラブバスで直⾏できるところも多く、⾞を持たない⼈でも安⼼です。
もう⼀つの魅⼒は、コースのバリエーション。千葉県はゴルフ場数が全国2位を誇り、その種類の豊富さは圧倒的です。海沿いには潮⾵を感じながらプレーできるリンクス⾵コース、内陸には⽊々に囲まれた林間コース、そして房総丘陵にはアップダウンのある戦略的なコースが点在しています。季節や気分によって⾏き先を変えることで、同じ千葉でも全く違ったゴルフ体験が楽しめます。
コース選びのポイントとして、まずチェックしたいのは価格帯です。千葉は都⼼に近い分、⼟⽇祝はやや⾼めの設定ですが、平⽇は⾮常にお得にプレーできるゴルフ場もあります。特にオフシーズンや薄暮プレー(午後スタート)は、コスパ重視の⽅におすすめです。
次にコース難易度。初⼼者であれば、フェアウェイが広くOBが少ない林間コースが安⼼です。中級者〜上級者は、海沿いの⾵やアンジュレーションを活かした戦略性の⾼いコースを選ぶと、より挑戦的なラウンドが楽しめます。そして⾷事や施設の充実度も⾒逃せません。
千葉のゴルフ場は、房総の海鮮や地元野菜を使った料理を提供するレストランが多く、ラウンド後の楽しみになります。温泉や⼤浴場付きのクラブハウスなら、プレー後の疲れを癒しながらゆっくり過ごせます。
最後に、予約のしやすさもポイント。⼈気のゴルフ場は週末の枠がすぐに埋まるため、早めの予約が必須です。逆に平⽇や午後スタートは直前でも予約が取れる場合が多く、急なゴルフにも対応できます。
千葉は、アクセス・コースの多様性・施設の充実度の三拍⼦が揃ったゴルフ天国。⾃分のレベルや⽬的に合わせてコースを選べば、きっとお気に⼊りのゴルフ場が⾒つかります!
お気に入りゴルフ場①:館山カントリークラブ
■ 基本情報とアクセス
千葉県南房総市に位置する碧く広がる太平洋に⾯した27ホールのシーサイドコース。
東京湾アクアライン「海ほたるPA」からは約60分、館⼭⾃動⾞道「市原SA」からも同じく約60分
<車>
富津館⼭道路「富浦IC」から約20分(15km)
<電⾞・送迎バス>
JR内房線「館⼭駅」からタクシーで約15分。
東京駅・千葉駅から⾼速バスも出ているため、クラブ仲間や家族との⼩旅⾏感覚で訪れることができます!
■ 料金目安
<平日>12,200円
<土日祝>18,250円
料⾦は平⽇・⼟⽇で変動しますが、海沿いリゾート感を味わえることを考えるとコスパは⼗分。特に平⽇はお得にプレーできるプランも多く、⽇帰りゴルフにもおすすめです。
■ コースの特徴
館⼭カントリークラブの最⼤の魅⼒は、南国ムード満点の景⾊と温暖な気候。コース内にはソテツやヤシの⽊が⽴ち並び、千葉とは思えないリゾート感に包まれています。
南房総の最南端に位置しているため、夏場は都⼼よりも気温が5℃ほど低く、冬でもグリーンが凍らない温暖な気候。年間を通じて快適なプレーが楽しめます。
レイアウトは全体的にフラットですが、要所に効いたアンジュレーションやバンカーが戦略性を⾼めています。海沿い特有の⾵も加わり、⾒た⽬以上に難易度が⾼いホールも多い印象です。グリーンはコーライ芝で、平均スピードは8フィート。遅すぎず速すぎず、ラインをしっかり読めばスコアメイクが可能です。
■ 印象的なホール
館⼭カントリークラブは、⻄・中・東の3コースで構成されています。
⻄コースは、3コースの中でも距離があり戦略性の⾼い9ホール。特に印象的なのは、うねったグリーン形状のNO.5「ポテトチップス」。ティーショットの落とし所によっては松が視界を遮るNO.6「松の壁」も記憶に残ります。そして、コースの象徴的存在であるNO.8「かもめ」型バンカーは、インスタ映えスポットとしても有名です。
中コースは、太平洋に向かって豪快に打ち下ろすNO.1やNO.8が爽快そのもの。短い距離ながらも、グリーン⼿前の“アリ地獄”バンカーが待ち構えるNO.2は、攻めと守りのバランスが問われるホールです。
東コースは、クラブハウスからバスで3分移動した先に広がります。クリークが絡むNO.2・NO.3は、クラブ選択がスコアの鍵。名物のNO.5「元禄の滝」で景⾊を楽しみ、NO.7「⼀望千⾥」で太平洋に向かってフルスイングする爽快感は格別です。⻄・中とは異なる、⾃然の景観を活かした趣のあるコースです。
■ 食事・施設・サービス
館⼭カントリークラブのもう⼀つの魅⼒は、⾷事のクオリティ。近隣の漁港から直送される新鮮な地⿂を使ったメニューは絶品です。海鮮丼や刺⾝定⾷はもちろん、季節限定のメニューも⾒逃せません。
施設⾯では、レストランや浴室からも太平洋を⼀望でき、プレー後のリラックスタイムを特別なものにしてくれます。練習場も整備されており、ラウンド前後の調整にも便利です。
スタッフの対応も丁寧で、初めて訪れたときも笑顔で迎えてくれたのが印象的でした。
■ 私のプレー体験
初めて訪れたときの第⼀印象は「ここ、本当に千葉!?」でした。クラブハウスへ向かう道からすでにヤシの⽊が並び、まるで海外のリゾート地に来たような⾮⽇常感にワクワク。
コースは距離が短めで⼥性ゴルファーにも回りやすく、それでいて景⾊や⾵の影響で飽きない展開が続きます。
特に記憶に残っているのは、中コースの打ち下ろしホールで、ティーショットが想像以上に⾶びすぎ、グリーン奥のラフまで⾏ってしまったとき。普段あまりない⾶距離だったので驚きと同時にちょっと誇らしい気持ちになりました(笑)。
また、このコースではベストスコアを更新できたこともあり、私にとっては縁起の良い場所でもあります。


お気に入りゴルフ場②:キングフィールズゴルフクラブ
■ 基本情報とアクセス
千葉県市原市に位置する丘陵コース。1985年(昭和60年)開場の⽐較的新しいゴルフ場ながら、名⾨の⾵格を感じさせる造りで、トーナメント開催実績もある格式⾼いコースとして知られています。都⼼から⾞でおよそ70分とアクセスの良さも魅⼒。
<車>
富津館⼭道路「富浦IC」から約20分(15km)
館⼭⾃動⾞道「市原IC」から約20分(13km)
<電⾞・送迎バス>
JR内房線「五井駅」東⼝からクラブバスで約25分。(要予約)
⾸都圏から気軽に⾏ける⽴地でありながら、クラブハウスに⾜を踏み⼊れた瞬間から漂う⾼級感が、プレーヤーに特別な⼀⽇を約束してくれます。
■ 料金目安
<平日>20,000〜25,000円
<土日祝>30,000〜35,000円
※上記はキャディ付きの基本プランです。キャディなしの場合は、概ね5,000円引きとなります。
■ コースの特徴
コースは全⻑7,133ヤード、パー72の丘陵コース。広々としたフェアウェイに⾒えますが、⼤⼩の池や戦略的に配置されたバンカー、クリークが効いており、決して単純に「打っていけば良い」わけではありません。戦略性と景観美を兼ね備えた設計で、上級者にとっても⻭ごたえのあるラウンドが楽しめます。
フェアウェイはゆるやかにうねり、⾃然の地形を活かしたホールレイアウト。ワングリーンのベント芝は丁寧に整備されており、速さと繊細なアンジュレーションがゴルファーを悩ませます。
印象的なのは、池やバンカーの景観美。特に11番ホールや17番ホールは⽔⾯に映える景⾊が美しく、「写真を撮りたくなる」ような名物ホールとして⼈気があります。
■ 印象的なホール
11番ホール:ビーチバンカーと池が美しく配置された名物ホール。戦略的でありながら景観も素晴らしく、プレーしていて贅沢な気分になります。
17番ホール:池越えの豪快なショットが楽しめるホール。リゾート感あふれる景⾊に加えて緊張感もあり、記憶に残る⼀打⼀打が楽しめます。
■ 食事・施設・サービス
キングフィールズが他のゴルフ場と⼀線を画すのは、コースだけでなく「⾷」と「おもてなし」にあります。公式HPにもある通り、「本格的な料理、質の⾼い施設、⼼を込めたサービスで、他にはない特⾊を提供する」ことを理念としています。
特にレストランでは、⾹港から招聘した料理⼈による本格的な広東料理を提供。ゴルフ場のランチとしては珍しい本格中華は多くのプレーヤーに⽀持されており、⾷事を⽬当てに訪れる⼈もいるほどです。「仲間とのラウンドを振り返りながら、料理を楽しむ時間こそがゴルフの醍醐味」というクラブの考え⽅が反映されており、コース体験と⾷の満⾜感が⼀体となって、特別な⼀⽇を演出してくれます。
クラブハウスは⾼級感がありながら明るく清潔感にあふれ、落ち着いた雰囲気。浴場からの眺めも良く、プレー後の疲れを癒すには最適です。練習場も200ヤードのドライビングレンジやアプローチ・バンカー練習場が充実しており、スタート前の調整も万全に⾏えます。
スタッフの対応は丁寧で、楽天GORAの⼝コミでも「接客が素晴らしい」「施設が清潔で快適」といった評価が⽬⽴ちます。
■ 私のプレー体験
初めて訪れたとき、クラブハウスに着いた瞬間に感じたのは「⾼級感」でした。重厚感はあるのに、⽼舗の堅苦しさではなく、どこか洗練された新しさを持っている雰囲気。受付やスタッフの対応もスマートで、これから始まるラウンドに⾃然と期待が⾼まります。
コースは多少のアップダウンはあるものの、全体的には広々としており、開放感があります。ただし、広いからといって簡単にスコアが出るわけではありません。バンカーや池、グリーン周りの絶妙なアンジュレーションが効いていて、しっかりと戦略を考えないとスコアを崩してしまいます。
特に印象的だったのは、「広いのに難しい」という不思議な感覚。初⼼者でもOBは出にくく安⼼して回れますが、上級者でも気を抜くと⼤叩きしてしまう、絶妙な難易度設定です。
ランチは中華が中⼼で、これが本当に美味しい!私は「五⽬焼きそば」をいただきましたが、普通のゴルフ場の⾷事とはまったく違い、専⾨店レベルの味わいでした。プレー後の⾷事がここまで楽しみになるゴルフ場は、なかなかありません。


お気に入りゴルフ場③:ロッテ皆吉台カントリー俱楽部
■ 基本情報とアクセス
千葉県市原市に位置し、都⼼から⾞でおよそ70分とアクセスの良さも魅⼒。
広大な広陵の中の「美しくゆとりある」豊かなコース
<車>
館⼭⾃動⾞道「市原IC」から約30分(20km)
館⼭⾃動⾞道「姉崎袖ケ浦IC」から約20分(15km)
⾸都圏中央連絡⾃動⾞道「⽊更津東IC」から約17分(13km)
<電⾞・送迎バス>
JR内房線「五井駅」からクラブバスで約30分。(要予約)
■ 料金目安
<平日>10,000〜15,000円
<土日祝>25,000円前後
■ コースの特徴
50万坪という広⼤な敷地に広がる全18ホールは、「ゆとりあるゴルフ」をコンセプトに設計。房総のなだらかな丘陵地を活かし、フェアウェイは広くホール間もゆったりしているため、開放感を味わいながらのびのびとプレーできます。ただし「広い=簡単」ではありません。グリーン周りや池、バンカーの配置によっていくつもの攻略ルートが⽣まれ、プレーヤーの挑戦⼼を掻き⽴てます。⾶距離と正確性、どちらもバランスよく求められるため、腕前に応じた戦略を⽴てる楽しさが味わえるコースです。
フェアウェイは広いが、距離がしっかりある設計。特にレディースティーはホワイトティーとの差が⼩さく、⼥性にはタフに感じるホールも多いです。グリーンは速すぎず素直な転がりをするタイプですが、微妙なアンジュレーションがあり油断できません。
■ 全体の雰囲気
クラブハウスに⼊るとまず⽬を引くのが、⼤きな「コアラのマーチ」のぬいぐるみ。季節ごとに⾐装が変わり、クリスマスにはサンタ姿になるなど遊び⼼満点で、来場者を笑顔にしてくれます。ティーイングエリアにもロッテのお菓⼦(ガーナやコアラのマーチなど)のモチーフが使われており、プレーの合間にほっこりできる演出が特徴的。
重厚な⾼級感というよりも「親しみやすさ」と「楽しさ」を感じられる雰囲気で、仲間や家族と ⼀緒に訪れるのにも向いています。
■ 食事・施設・サービス
レストランは「本場韓国料理」が名物。特に⽯焼ビビンバとスンドゥブチゲを⼀度に味わえる「ハーフ&ハーフ」は⼤⼈気メニュー。ラウンド後の時間帯にはスイーツメニューもおすすめで、私のお気に⼊りはフレンチトースト。ボリュームもあり本格的で、デザート⽬当てに訪れる価値もあるほどです。クラブハウスや浴室も清潔感があり、快適に過ごせます。
スタッフは明るく親しみやすい接客で、全体的にアットホームな雰囲気。⾼級感を前⾯に押し出すのではなく、「楽しい時間を過ごしてもらいたい」という姿勢が伝わってきます。
■ 私のプレー体験
私が初めて訪れたときにまず感動したのは「遊び⼼のある演出」。クラブハウスのコアラのマーチの⼤きなぬいぐるみは本当に可愛くて、思わず写真を撮りたくなりました。ティーイングエリアにロッテのお菓⼦のデザインが施されているのもユニークで、千葉県ならではの特別感を感じます。
コース⾃体は思った以上に距離が⻑く、特にレディースティーからだと男性と距離差が少ないため、⾶距離がないと苦労する場⾯も。逆に⼀緒に回ると男⼥で同じような位置から打てるので、カップルや夫婦で回ると盛り上がりやすいのも良い点です。


まとめ
千葉県は、全国でも有数のゴルフ場の宝庫です。
アクセスの良さ、温暖な気候、美しい⾃然環境に恵まれ、ゴルフを楽しむための条件がそろっています。今回ご紹介した館⼭カントリークラブ、キングフィールズゴルフクラブ、ロッテ皆吉台カントリー倶楽部は、それぞれに個性と魅⼒を持ち、訪れる⼈に特別な時間を与えてくれる存在です。
館⼭カントリークラブでは、南国リゾートを思わせるロケーションの中で、⽇常を忘れて爽快なプレーを楽しむことができます。⽔平線に向かって打つティーショットは、ゴルフならではの醍醐味を味わえる瞬間でしょう。
キングフィールズゴルフクラブは、戦略性と⾼級感を兼ね備えた格式あるクラブ。整備の⾏き届いたコースで腕を試す緊張感と、本格的な中華料理でリラックスする贅沢なひとときを両⽴できるのが魅⼒です。⼤切な⼈と「特別なゴルフ」を楽しみたい⽇にぴったりの選択肢といえます。
そしてロッテ皆吉台カントリー倶楽部は、親しみやすさと遊び⼼にあふれた雰囲気で、仲間や家族とワイワイ楽しみたいときに最適です。名物の韓国料理や季節ごとに変わるコアラのマーチのぬいぐるみなど、プレー以外の時間も笑顔になれる仕掛けが詰まっています。
どのゴルフ場も、ただプレーするだけでなく、⾷事や景⾊、施設やサービスを含めた「トータルの体験価値」が⾮常に⾼いのが特徴です。千葉県でのゴルフは、ゴルフそのものを楽しむだけでなく、その⼟地ならではの⽂化や雰囲気を味わえる贅沢な時間。だからこそ何度訪れても新鮮で、プレーのたびに新しい発⾒があるのだと思います。
もし「次はどのゴルフ場に⾏こうかな?」と悩んでいる⽅がいたら、今回ご紹介した3つのゴルフ場はきっと満⾜していただけるはずです。千葉の⾃然とホスピタリティに触れながら、⾃分に合ったスタイルでゴルフを楽しんでみてください!