ゴルフ場選びで失敗しないためのチェックポイント徹底解説!
ゴルフは「どこでプレーするか」で楽しさや満足度が大きく変わります。
同じメンバーでも、ゴルフ場によって「今日は最高だった!」となる日もあれば、「今日はちょっと疲れた…」なんて日もありますよね。
では、その違いはどこにあるのでしょうか?
この記事では、ゴルフ場を選ぶときに絶対に押さえておきたい6つのポイントを詳しくご紹介します。
これからゴルフデビューする方にも、頻繁にラウンドする方にも役立つ内容になっているので、ぜひ最後まで読んでみてください!

●ライターはるみのプロフィール
2021年夏、仕事の変化を機にゴルフを始め、最初は付き合いで月に1回行くかどうかで、特に楽しいとも思わず…。
しかし、2022年7月に初めて100切りをしてからゴルフが少しずつ楽しくなり、2023年6月頃から本格的に練習を始めてどんどんハマり、今ではベストスコア75に!
2024年4月からはゴルフ系SNSもスタートし、YouTubeを中心に楽しみながら発信しています!

① アクセスは思っている以上に大事
ゴルフ場を選ぶとき、多くの人がまず「エリア」を指定して検索を始めると思います。
自宅から近い場所や、行き慣れた方面を候補にするのが一般的でしょう。
しかし、ここで注意したいのが「距離が近い=移動が楽」とは限らないという点です。
■ICからの距離

たとえば、自宅からの距離が短くても、高速道路のインターチェンジ(IC)から遠く、下道で30分以上かかるようなゴルフ場もあります。
特に朝の時間帯は通勤の車や地元の交通量が多く、渋滞することもあるため、思った以上に時間がかかってしまうケースが少なくありません。
また、ゴルフ場までの道のりが狭くて見通しの悪い山道であった場合、運転そのものがストレスになることもあります。
■高速道路の渋滞
見落としがちなのが「使う高速道路の混雑状況」。
たとえば、千葉方面のゴルフ場に行く際によく利用されるアクアラインは、土日祝になると大渋滞することで有名です。
朝は早めに出発すれば問題なく到着できても、帰りにアクアライン入口で長時間の渋滞に巻き込まれ、
「行きはスムーズだったのに帰りでぐったり…」なんてこともあるので、高速道路の交通状況や渋滞しやすい時間帯も含めてアクセスを考えましょう。
■公共交通機関の利用
車を使わず電車や送迎バスで向かう場合にも注意が必要です。
最寄り駅からゴルフ場までの距離、送迎バスの本数、出発・到着時間などを事前にチェックしないと、移動にかなりの手間がかかることがあります。
中には駅からタクシーで30分以上かかる場所もあり、費用も手間も予想以上になってしまう可能性があります。
アクセスの不便さは、それ自体がストレスとなるだけでなく、ゴルフそのものの楽しさや満足度にも影響します。
「ゴルフ自体は楽しかったけど、移動が大変すぎたからもう行きたくないな…」という感想になってしまっては、せっかくのラウンドも台無しです。
予約サイトでは「ICからの距離」や「送迎の有無」などで絞り込み検索が可能なので、ぜひ積極的に活用しましょう。
② 料金は「見た目」よりも「総額」で判断!

ゴルフ場を予約する際、まず目に入るのが「◯◯円~」という検索結果の表示価格。
ぱっと見、「安い!」と感じて予約してしまいがちですが、実は見た目の価格と実際にかかる金額に差が出ることがあるので注意が必要です。
■プレーフィー以外の追加料金
たとえば、検索画面で10,000円と表示されていたゴルフ場を選んだとします。
しかし、詳細を確認すると
「昼食は別料金で2,000円」
「2サム(2人プレー)は割り増しで+3,000円」
などの追加料金が発生し、結果的に総額は15,000円以上になるケースも少なくありません。
こうした落とし穴を避けるためには、事前に総額でいくらになるのかを確認することが大切です。
予約サイトの詳細ページをしっかり読み込み、「昼食付きかどうか」「人数割り増しの有無」などをチェックしておきましょう。
予約完了の前に、最終的な支払い金額が表示されるケースもありますので、そのタイミングでしっかりと目を通すことも重要です。
■交通費
忘れてはならないのが交通費を含めた“トータルコスト”の考慮です。
たとえプレーフィーが安くても、ゴルフ場までの距離が遠くて高速道路代やガソリン代が高くつくような場合、結果的にはコストパフォーマンスが悪くなり、プレー料金が安くても、高速で2時間以上かかる場所だと、結局のところ割高になる可能性があります。
■シーズンや曜日による価格変動
曜日や季節によっても料金は大きく変わります。
平日は休日に比べてかなりリーズナブルな価格でラウンドできることが多く、特に月曜・火曜などは割引率が高い傾向があります。
また、春や秋のベストシーズンはどうしても価格が上がりがちで、夏や冬のオフシーズンは価格が下がります。
これらの要素を踏まえたうえで、自分にとって最も価値のあるタイミングを選ぶことが、満足度の高いゴルフにつながります。
そして見逃せないのが、”期間限定のキャンペーン”や”特典付きプランの存在”です。
たとえば、「昼食無料」「ドリンクサービス」「1ドリンク付きプラン」「同伴者割引」などの特典があると、同じ料金でも実質的なコストパフォーマンスは大きく異なります。
キャンペーンをうまく活用すれば、ワンランク上のゴルフ場でお得にプレーできることも。
ゴルフ場の料金は「見た目」ではなく、「実際に自分が支払う総額」で判断することが最も重要です。
そのうえで、移動にかかるコスト、タイミング、キャンペーン内容までトータルで考えられる人が、本当にお得なゴルフ場選びを実現できるのです。
③ 評価・口コミを活用すれば「失敗しない」
ゴルフ場を選ぶ際、公式サイトの情報や料金、アクセスの良し悪しも重要な判断基準ですが、実際に行った人の声ほど信頼できるものはありません。
■総合評価のスコア
特に注目すべきなのは「総合評価のスコア」です。
ほとんどのゴルフ予約サイトでは、プレーを終えた利用者が5点満点で評価をつけており、コースコンディション、施設の清潔感、スタッフ対応、食事の満足度、詰まり具合(スムーズにラウンドできたか)など、さまざまな項目を総合的に見たスコアが記録されています。
一般的に、評価が4.0点以上のゴルフ場は、どの要素も平均以上でバランスが良く、満足度の高いプレー体験が期待できます。
■予約サイトの検索方法
ゴルフ場選びに失敗しないためのコツとしては、予約サイトで「評価の高い順」に並び替えることをおすすめします。
こうすることで、まず満足度の高いゴルフ場が目に入りやすくなり、選択のミスを防ぐことができます。
実際、筆者もこの方法で予約してから、「思った以上に良かった」「料理もおいしく、詰まらず快適にラウンドできた」など、良い思い出になることが多くなりました。
■口コミの内容
時間に余裕がある方は、口コミの内容にもぜひ目を通してみてください。
評価スコアだけでは分からない細かな情報や、リアルな使用感が書かれていることが多く、非常に参考になります。
たとえば、
・フェアウェイやグリーンの手入れが丁寧だった
・キャディの接客が素晴らしく、初心者でも安心だった
・食事が想像以上に美味しかった/期待外れだった
・クラブハウスが清潔で、ロッカーや浴場が快適だった
・前後の組との間隔が広く、詰まりが少なかった
など、こうした体験談からゴルフ場の「本当の姿」が見えてきます。
逆に、評価が極端に低いゴルフ場には、必ず何かしらの問題があると考えて良いでしょう。
たとえば
「詰まりがひどくてハーフ3時間以上かかった」
「スタッフの対応が冷たくて気分が悪かった」
「昼食が冷めていた」
など、悪い口コミには注意すべきポイントがはっきりと書かれていることが多いです。
こうした情報を事前に把握していれば、実際に行ってがっかりするような失敗を未然に防ぐことができます。
口コミを見る際のポイントとして、「直近の投稿」に注目するのも有効です。
ゴルフ場の運営状況は時期によって変わることもあり、たとえばグリーンの状態が悪かったという過去の口コミがあっても、最新の投稿では「改善されていた」と書かれていることもあります。
常に最新の情報をチェックすることで、より信頼性の高い判断ができるようになります。
結論として、評価や口コミはゴルフ場選びの強力な武器になります。
せっかくのゴルフを楽しく快適に過ごすためにも、「誰かのリアルな体験」をうまく活用し、納得のいくゴルフ場選びを心がけましょう。
④ コースの難易度を事前にチェック!
ゴルフ場を選ぶ際に見落とされがちなのが、「コースの難易度」です。
しかし、この要素はプレーの満足度を大きく左右する重要なポイントです。
初心者が難易度の高いコースでプレーすれば、スコアがまとまらず、ボールを何度もロストし、ラウンドが終わるころにはヘトヘトになってしまうことも。
一方で、上級者が易しすぎるコースを回ると、「物足りなかった」と感じることが少なくありません。
だからこそ、自分のレベルに合ったコースを選ぶためにも、事前のチェックが欠かせません。
■総距離の確認
まず注目したいのは、各ティーからの総ヤーデージ(距離)です。
例えば、バックティーとレギュラーティー、フロントティー、レディースティーでは、それぞれの距離が大きく異なります。初心者であれば、できるだけ短めの距離からプレーできるコースの方が安心です。
特にパー4やパー5でのセカンドショットの距離が短くなると、無理なクラブ選択をせずに済み、ミスショットも減りやすくなります。
■予約サイトの難易度情報
便利なのが、予約サイトやゴルフ情報サイトに掲載されているスコア分布やプレーヤーの平均スコアです。
特に「GDO(ゴルフダイジェスト・オンライン)」では、実際にそのゴルフ場でプレーした人たちのスコアが集計されており、「このコースでは平均何打で回っているか」がわかるようになっています。
たとえば、平均スコアが95~100といったコースであれば中級者向け、それ以上であればやや難しめといった目安になります。
■その他の難易度の要素
コース難易度に関わるその他の要素としては以下のような点も確認しておくと良いでしょう。
・バンカーの数と配置:グリーン周りやフェアウェイ中央に配置されているバンカーが多いと、ミスショット時のリスクが高まります。バンカーショットが苦手な人は、バンカーの少ないコースを選ぶと安心です。
・グリーンの速さ(スティンプメーター):高速グリーンだとパットの距離感が難しくなります。スティンプメーター9ft以上のゴルフ場は、パッティング技術が問われるため、初心者にはやや難しめ。
・高低差のあるホールやドッグレッグ(曲がりくねったレイアウト):打ち下ろしや打ち上げのショット、ティーショットで落としどころが限定されるホールが多いと、戦略的なプレーが求められ、難易度が上がります。
・池やクリークなどのハザードの数:ウォーターハザードが多いと精神的プレッシャーが増し、正確なショットを要求されます。
このように、単に距離だけでなく、コースの設計やハザードの配置、地形の変化など複数の要素が難易度に関わってきます。予約前にはゴルフ場の公式サイトや予約サイトでコースレイアウトを確認したり、口コミで「難しかった」「思ったより簡単だった」といった実際のプレーヤーの感想を見るのも有効です。
楽しくゴルフをするためには「自分の実力に合ったコース選び」がとても大切です。
初心者はまず「距離が短め・フェアウェイが広め」のコースから始めるのがおすすめです!
⑤ プレースタイルの違いも快適さに影響!
ゴルフ場によって、プレースタイルが大きく異なります。
プレースタイルの違いはラウンド中の快適さや満足度に直結します。
ゴルフは長時間にわたって屋外で行うスポーツ。
だからこそ、自分に合ったプレースタイルを事前に確認しておくことで、ストレスの少ない充実した1日を過ごすことができます。
■キャディ付き or セルフプレー
キャディ付きプレーでは、経験豊富なキャディがラウンドをサポートしてくれます。
クラブの受け渡し、グリーンのライン読み、ホール攻略のアドバイスなど、プレーヤーにとって頼れる存在です。
特に初心者やコースを初めて回るとき、あるいは接待ゴルフなど「ミスを減らしたい」「スムーズにプレーしたい」というシーンでは、キャディ付きが安心です。
ただし、その分コストは高めになりがちです。キャディフィーが別途3,000円~5,000円以上かかることもありますし、最近ではキャディの人手不足により「キャディ付きプランが選べない」ゴルフ場も増えています。
キャディを希望する場合は、必ず予約前にチェックしましょう。
一方、セルフプレーはコストを抑えられるのが魅力。
自分でカートを操作し、クラブも自分で管理します。
ある程度ラウンドに慣れてきた方には十分楽しめますが、ゴルフを始めたばかりの方には少しハードルが高く感じるかもしれません。
そんなときは、ラウンド経験のある上級者と一緒に行くことで、不安を解消できるでしょう。
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■カートの種類(自走式 or リモコン式)
意外と快適さに大きく影響するのがカートの種類です。大きく分けて以下の2タイプがあります。
・自走式カート:プレーヤー自身がハンドルを握り、自分でカートを運転します。操作が簡単で、仲間との会話を楽しみながら移動できるのが魅力です。ただし、運転する分、プレーに集中しづらい場面もあるかもしれません。
・リモコン式カート:カートに乗らなくても、手元のリモコン操作で前進・停止が可能です。クラブハウスからスタートしてコースを歩きながらプレーに集中できるため、特に2人で回る「2サムプレー」や、ゴルフにまだ慣れていない方に人気です。
また、ゴルフ場によってはフェアウェイ乗り入れ可のカートを採用しているところもあります。
これは、ティーショット後にボールの近くまでカートで直接行けるというもので、夏の暑い時期や体力を温存したいシニアゴルファーにとっては非常にありがたいサービスです。
ただし、芝のコンディションや天候によっては乗り入れが制限されることもあるため、当日の案内を確認しておきましょう。
■カート設備
最近ではカート自体の装備の進化も注目です。
中には「カートに冷房(クーラー)」が付いているゴルフ場も登場しており、猛暑の日でも快適にプレーが可能になってきています。
また、スマホ連携でスコア管理やナビゲーションができる高機能カートもあり、より便利にラウンドできるようになっています。
プレースタイルは、単に「キャディの有無」や「カートの操作方法」だけではなく、快適性・コスト・スムーズな進行などに直結する重要な要素です。
予約前にしっかり確認し、自分や同伴者にとって最適なスタイルを選ぶことで、ゴルフの楽しさをさらに広げることができます。
⑥ 施設の充実度は見逃しがちだけど重要!
ゴルフ場を選ぶとき、つい「料金」「アクセス」「コースの面白さ」などにばかり目がいきがちですが、実は施設面の充実度もラウンド全体の満足度に大きな影響を与えます。
特に1日かけてプレーするゴルフでは、プレー前後の時間や環境が「快適だったかどうか」を左右します。意外と忘れがちだからこそ、事前のチェックが重要です。
■練習環境
練習施設の充実度。プレー前に軽く体を動かしておくことで、ティーショットのミスを減らせたり、パター感覚をつかめたりと、実際のスコアにも関わってきます。
ゴルフ場によって練習環境はバラバラで、200ヤード以上ある本格的なドライビングレンジ、アプローチ練習場、バンカー練習場、など練習環境がかなり充実しているところもあれば練習環境が全くない、練習場がクラブハウスから離れているゴルフ場などさまざまです。
最近では室内練習場を併設しているゴルフ場もあり、天候に関係なく練習できるのは大きな魅力です。
練習したい方は、練習場の豊富さや移動時間も事前に確認しておきましょう。
■ロッカー・お風呂・クラブハウスの快適さ
見落とされやすいのが、ロッカールームやお風呂、クラブハウスなどの付帯施設の質です。
ラウンド後のリフレッシュに大きく関わるポイントなので、軽視せずにチェックしたいところです。
まずロッカーの広さや清潔感は、着替えのしやすさに直結します。
狭いロッカーや鍵が壊れているような場所では、プレー前後に不便を感じてしまうかもしれません。
また、お風呂の清潔さや設備も重要です。
サウナ付きの浴室があると、プレー後に体をしっかり癒せて疲労回復につながります。
夏はシャワーで済ませる方も多いですが、冬場や寒い日のラウンドでは、ゆっくりと温泉気分でくつろげると満足度が格段にアップします。さらに、クラブハウス全体の雰囲気や内装も見ておきたいポイントです。
古びた建物で掃除が行き届いていないと、せっかくの休日気分も少し残念なものになってしまいます。
一方で、ラウンジやレストランが綺麗で落ち着いた空間であれば、食事や休憩の時間も含めて充実した1日を過ごすことができます。
これらの施設面は、実際に行かないと分かりにくい部分でもあります。
だからこそ、利用者の口コミや評価を活用するのが効果的です。
「お風呂が広くて気持ちよかった」
「ロッカーが狭くて使いにくかった」
「練習場まで遠くて移動が面倒」
など、リアルな体験談が役立ちます。
プレーそのものだけでなく、前後の時間を快適に過ごせるかどうかもゴルフの楽しさを左右します。
施設が整っているゴルフ場は、それだけで「また来たい」と思える場所になるものです。
ゴルフ場選びでは、こうした見逃しがちなポイントにもぜひ目を向けてみてください。
まとめ:ゴルフ場選びは「総合力」で判断!
いかがでしたか?
ゴルフ場を選ぶときには、つい「料金の安さ」や「距離の近さ」だけで決めてしまいがちですが、実はそれだけでは不十分。
アクセス、コース難易度、プレースタイル、施設、評価、そしてトータルコストまで含めて総合的に判断することで、満足度の高いラウンドが実現します。
せっかくの貴重なゴルフの1日をより快適に、より楽しくするためにも、ぜひ今回ご紹介した6つのポイントを参考にしてみてください。
